『あめりか屋建築』
『バンガロー建築』
『ヴォーリズ建築』
『レーモンド建築』
という4つの建築様式がありますが、
今回のブログでは、
あめりか屋建築と、バンガロー建築をご紹介します。
あめりか屋建築は、当時一番有名な
『あめりか屋』という建築会社で建てた別荘で、
名前のとおり、洋風な白い壁が特徴です。
別荘初期の頃は、あめりか屋で建てた別荘が数多くあり、
現存するあめりか屋建築で代表的なのは、こんな感じの外観です。
第34・38・39代内閣総理大臣『近衛文麿』の元別荘で、
現在は、市村記念館として公開されています。
ちなみに、第8・17代内閣総理大臣『大隈重信』や
第64・65代総理大臣『田中角栄』の別荘もあめりか屋建築です。
昔の総理大臣は軽井沢の別荘がお好きなようで・・・。
バンガロー建築は、昔ながらの質素な別荘で、下見板張りや
杉皮張りの外壁が特徴で、後期になるとベランダや暖炉があるのが特徴です。
代表的な別荘は、
A・Cショーが建てた軽井沢第一号の別荘『ショーハウス』(明治21年築)や、
日本人別荘第一号の『八田別荘』(明治26年築)です。
上の写真が『ショーハウス』、
下の写真が『八田別荘』です。
この八田別荘、もともと個人所有でしたが、
数年前に、軽井沢町がなんと1億8千万円の高値で購入。
NHKのブラタモリでロケに使われたこともあり、
保存すべき、貴重な歴史的別荘です。
ちなみに、前回のブログで北の一番別荘をご紹介しましたが、
現存する北の二番別荘も、バンガロー建築です。
非公開ですが、旧ウイン別荘と言われ歴史的建造物の一つです。
別荘管理サービス業務の一環として、
一般の観光ではなかなか行けない、
『おススメ裏スポットご案内サービス』もやってます。
という事で、後編に続きます。

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