2017年3月11日土曜日

軽井沢の別荘建築(前編)

軽井沢の歴史的な別荘には、
『あめりか屋建築』
『バンガロー建築』
『ヴォーリズ建築』
『レーモンド建築』
という4つの建築様式がありますが、


今回のブログでは、
あめりか屋建築と、バンガロー建築をご紹介します。


あめりか屋建築は、当時一番有名な
『あめりか屋』という建築会社で建てた別荘で、
名前のとおり、洋風な白い壁が特徴です。


別荘初期の頃は、あめりか屋で建てた別荘が数多くあり、
現存するあめりか屋建築で代表的なのは、こんな感じの外観です。
















第34・38・39代内閣総理大臣『近衛文麿』の元別荘で、
現在は、市村記念館として公開されています。
ちなみに、第8・17代内閣総理大臣『大隈重信』や
第64・65代総理大臣『田中角栄』の別荘もあめりか屋建築です。


昔の総理大臣は軽井沢の別荘がお好きなようで・・・。


バンガロー建築は、昔ながらの質素な別荘で、下見板張りや
杉皮張りの外壁が特徴で、後期になるとベランダや暖炉があるのが特徴です
代表的な別荘は、
A・Cショーが建てた軽井沢第一号の別荘『ショーハウス』(明治21年築)や、
日本人別荘第一号の『八田別荘』(明治26年築)です。















上の写真が『ショーハウス』、
下の写真が『八田別荘』です。


この八田別荘、もともと個人所有でしたが、
数年前に、軽井沢町がなんと1億8千万円の高値で購入。
NHKのブラタモリでロケに使われたこともあり、
保存すべき、貴重な歴史的別荘です。


ちなみに、前回のブログで北の一番別荘をご紹介しましたが、
現存する北の二番別荘も、バンガロー建築です。

















非公開ですが、旧ウイン別荘と言われ歴史的建造物の一つです。


別荘管理サービス業務の一環として、
一般の観光ではなかなか行けない、
『おススメ裏スポットご案内サービス』もやってます。


という事で、後編に続きます。














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