2018年12月9日日曜日

寒冷地軽井沢、断熱のポイントは?

























軽井沢もいよいよ本格的な冬がやってきました。
避暑地として、軽井沢の別荘で過ごすというスタイルが昔は一般的でしたが、
最近は、一年を通して別荘を利用する人が増えてきています。


そこで問題になるのが、
『夏仕様で建築されている軽井沢の別荘では冬を快適に過ごす事ができない』という事。
そこで今回は、夏仕様の別荘を、冬も使えるように断熱リフォームをする時のポイントを、
3つのテーマでご紹介いたします。


目次
1.家の中から熱が逃げる部位は窓が圧倒的。優先順位NO.1は窓を断熱仕様に!
2.外壁、床下、天井裏の断熱は既存建物に合わせて。種類と厚さが重要!
3.完璧に近い断熱性と快適性を追求するなら・・・、実は気密施工がポイント!


1.家の中から熱が逃げる部位は窓が圧倒的。優先順位NO.1は窓を断熱仕様に!


築年数が古く、夏仕様で建築されている建物の場合、
建物から逃げる熱の割合は、全体を100%とすると、窓などの開口部から逃げる割合は
約40~50%と言われており、建物内部の熱の半分近くが窓から逃げてしまいます。
その為、窓を断熱性能の高いものに交換するだけでも、断熱性能はぐんと上がります。


軽井沢の古い別荘の多くはガラスが1枚の単板ガラス窓になっており、
これを複層ガラスの窓に変えることで、断熱効果が高まります。
複層ガラスとは、2枚の単板ガラスの間に中空層(乾燥空気)を封入した構造のガラスですが、
複層ガラスにも様々あり、高断熱複層ガラスといって、特殊金属をコーティングし、
通常の複層ガラスよりも更に断熱性能の高いものもあります。
ちなみに、軽井沢リフォームスタジオではこの高性能複層ガラスを標準でご提案しています。


また、窓の交換には外壁や内部の壁の補修が必ず発生します。
もっと簡単に断熱窓にしたいという場合、既存の窓枠の内側に新たな窓枠を取り付けて
複層ガラスを入れる、断熱内窓改修という施工方法もあります。




―高断熱複層ガラスにリフォームした事例~大開口でも安心の断熱性能です―
























2.外壁、床下、天井裏の断熱は既存建物に合わせて。種類と厚さが重要!


より新築に近い断熱性能を求める場合、やはり窓だけの断熱では不十分。
建物の、床や壁や天井にも断熱施工が必要になってきます。
そこで、断熱方法は、内断熱?外断熱? さらには充填断熱?吹付け断熱?板張り断熱?・・・。
となることが多いと思います。


が、今回は少し視点を変えてみたいと思います。
新築の場合は、一番断熱効果の高い外断熱をおススメするかもしれませんが、
リフォーム・リノベーションの場合はちょっと違います。


内断熱、外断熱、充填断熱、吹付け断熱、板張り断熱・・・。
それぞれ一長一短ありますが、
基本的には、どれもきちんとした施工をすれば、十分断熱効果のある優れた断熱方法です。
そしてリフォームの場合は、既存の建物がありますので、その建物の形状や状態に合わせて
床、壁、天井それぞれに適した断熱方法をご提案しています。
更に、地域によって、使う断熱材の種類と厚さを考える事で、国で定められた省エネルギー基準を
満たす断熱性能にすることができます。


つまり、リフォームにおける断熱施工のポイントは、『断熱方法』ではなく『使う断熱材の種類と厚さ』です。
おそらく新築会社の営業マンは、自社で施工する断熱方法が一番ですと言うと思いますが、
リフォーム屋はちょっと視点が違います。その建物には何が最適か?を考えて断熱の提案をしています。


―壁と屋根面に吹付け断熱施工をしている事例~建物の状況のあわせて断熱提案致します―










3.完璧に近い断熱性と快適性を追求するなら・・・、実は気密施工がポイント!


断熱窓にして、床・壁・天井に断熱施工をして、新築並みの断熱性能を手に入れた!
と思ったら大間違いです。
より完璧を求めるなら、断熱性能の高い窓や断熱材を使うだけでは不十分。
断熱性能とあわせて重要になってくるのが、気密性能です。
つまり、『建物全体のすき間を無くす』事です。


見た目には分からなくても、建物全体を見ると沢山のすき間があります。
いかに断熱性能を向上させても、目に見えないすき間が多ければ、効果は半減です。
そこで、気密性能を高めてすき間を減らすことが重要になってきます。


具体的には、断熱窓を取り付ける時に、サッシの枠と建物構造体の接する部分に
気密テープを使って施工する、板状の断熱材を使用する場合、断熱材と断熱材の継ぎ目に
気密テープを張る、断熱材と仕上げ下地材の間に気密シートを張るなどです。
こういった、細かい部分をしっかり施工するかどうかが、断熱リフォームのポイントです。


―気密シートですき間無く施工している事例~軽井沢では虫の侵入対策にも効果的です―






















このように、寒冷地軽井沢の断熱ポイントをご紹介させて頂きましたが、
断熱・気密など、出来上がってしまうと見えなくなってしまう部分の施工を
きちんとしていることが、軽井沢の別荘で快適に過ごす為にはかかせない条件なのです。
























もっと詳しく知りたい方は軽井沢リフォームスタジオへお問い合わせ下さい。
お問い合わせは・・・
https://www.hometopia.jp/karuizawa/contact/contact.php


また、月に一度、弊社銀座ショールームで軽井沢セミナーを行っていますので、
別荘に関するあらゆるご相談も承ります。


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