2016年4月28日木曜日

宣教師が愛した・・・

先日、別荘のリフォームを計画している
お客様との打合せで、お昼をご一緒させて頂きました。

東京からお越し頂いているので、
せっかくなら軽井沢らしいところで・・・
という事で、今回ご案内させていただいたのは、
『エロイーズカフェ』。










ここは、軽井沢の歴史的建造物を引き継いで、
昨年オープンしたお店です。















この建物、
もともとは、『エロイーズ・カニングハム』という女性音楽家が、
音楽家を目指す若者たちのために、私財を投じて建てた
音楽ホール兼宿泊施設です。
そして建物の設計は、別荘建築の巨匠『吉村順三』。
店内は、こんな感じです。















おすすめのメニューは、
『宣教師が愛したフレンチトースト』。











今回私は、黒蜜&きなこバージョンをいただきました。











軽井沢で最初に別荘を建てた宣教師、
アレキサンダー・クロフト・ショーが伝えたといわれるレシピを
再現したとの事。

本当かどうかは別として、ネーミングがいいですね。
軽井沢らしい、ストーリー性を感じるところもGOODです。

このお店の背景に興味を惹かれてしまった私ですが、
興味を持ってもらう『打ち出し方』の大切さを学ばせていただきました。
もちろん味も、とろふわな食感で絶品ですよ。
軽井沢にお越しの際の、おすすめスポットです。
















いつか、
こういった歴史的に価値のある建物のリフォームを
手掛けてみたいと思う今日この頃です。

歴史的建造物を所有しているお客様、
リフォームのご依頼お待ちしています。
  • 南ヶ丘別荘地軽井沢駅の南側、軽井沢ショッピングプラザからも徒歩圏内に位置する、軽井沢でも有数の伝統ある高級別荘地。白洲次郎らを中心に、格式高い軽井沢ゴルフ倶楽部が完成。ゴルフを通しての社交場として栄え、やがて晴山ゴルフ場や72ゴルフ場などが次々と作られた。ゴルフ場の周囲には静かな別荘が広がっている。

  • ハーモニーハウス Harmony House

    1983年、日本の青少年の音楽教育に生涯を捧げたエロイーズ・カニングハムが、音楽を学ぶことを目的とした若者たちのために、練習場兼音楽ホール「ハーモニーハウス」を建設した。吉村順三が設計を担当。老朽化により修繕が必要となり、一時は解体の危機に。2015年に、建物を維持・保存するためにカフェとして活用が始まった。
  • エロイーズ カニングハム Eloise Cunningham

    宣教師の両親と共に明治時代から軽井沢を訪れ、戦前まで毎夏を過ごしてきた。戦時中はアメリカの大学で音楽教育を学ぶ。戦後に再び来日し、音楽教師を務めた。1939年に「若き人々のための交響楽演奏会」を開催、子供のために毎月無料コンサート活動を行う。1983年、音楽を愛し、音楽を学ぶことを目的とした若者たちのために、練習場兼音楽ホール「ハーモニーハウス」を建設。人種・宗教に関わりなく、大切に使われることを希望していた。1987年に勳四等瑞宝章を受章、1999年の100歳祝賀・青少年音楽協会60周年記念シンフォニーコンサート(日比谷公会堂)の翌年、西麻布の自宅にて生涯の幕を閉じた。
  • 吉村順三 Junzo Yoshimura



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