実は、『知っている人は詳しく、知らない人は全く知らない』
それが、軽井沢別荘の歴史です。
この研修では、軽井沢に縁のある3人の建築家、
『吉村順三』、『ウィリアムズ・メレル・ヴォーリズ』、『アントニン・レーモンド』
が軽井沢で設計した建物、
そして、軽井沢の昔の別荘建築方式である、
『バンガロー建築』、『あめりか屋建築』、『ヴォーリズ建築』、『レーモンド建築』、
これらに関連する建物を見て、軽井沢の歴史を学んでいきました。
ちなみに下の写真は軽井沢で有名な聖パウロ教会ですが、
アントニン・レーモンドが設計した教会で、レーモンド建築と言われています。
レーモンドは、あの近代建築の三大巨匠のひとり、
『フランク・ロイド・ライド』の弟子で、
帝国ホテル建設の際に来日し、日本人建築家に影響を与えた人です。
日本各地に彼の設計した建物があり、
私の地元、北海道にもひとつだけあります。
それがこの写真。聖ミカエル教会といいます。
どことなく、軽井沢の聖パウロ教会と似ています。
ちなみに内部はもっとそっくりです。
レーモンドの教会の特徴のひとつは、和紙を張り付けた紋様のガラスで、
ミカエル教会は、それを正面全体にあしらっています。
札幌の東区(北19条東3丁目)にありますので、札幌の方は是非足を運んでみて下さい。
『軽井沢と札幌がレーモンドで繋がる』
このように、
背景やストーリーと組み合わせて、軽井沢の建物を見ていくのがポイントです。
その他、この研修では、
ショーハウス、吉村山荘、ヴォーリズ別荘、石の教会などなど見学・・・。
これらの紹介は、また別の機会で・・・。
二日目の夜は、
いつも本当にご贔屓にして下さり、言葉では表せないくらいお世話になっている、
K様別荘のセカンドハウスをお借りしての宿泊。
一生に一度泊まれるかどうか分からない豪邸に、メンバー大感動。
テンション最高潮でした。
という事で、あっという間に研修最終日、
最後は全員で、碓氷峠の見晴台に行きました。
ここは、浅間山はもちろん、北アルプス連峰、八ヶ岳連峰、妙義連峰が
一望できる、絶景の場所です。
この日は雲ひとつ無い快晴で、最高の眺望を堪能できました。自分で言うのもなんですが、とても良い研修だったと思います。
今回、この研修の発案・企画・準備・運営と、全て任せていただきましたが、
実は一番勉強になったのは、私なのではないか、そんな気付きをいただました。
このような機会を与えていただき 『感謝』 申し上げます。
0 件のコメント:
コメントを投稿