2016年3月23日水曜日

軽井沢研修(後編)

後編は、『軽井沢の歴史的建築物の視察』編です。

実は、『知っている人は詳しく、知らない人は全く知らない』
それが、軽井沢別荘の歴史です。

この研修では、軽井沢に縁のある3人の建築家、
 『吉村順三』、『ウィリアムズ・メレル・ヴォーリズ』、『アントニン・レーモンド』
が軽井沢で設計した建物、
そして、軽井沢の昔の別荘建築方式である、
 『バンガロー建築』、『あめりか屋建築』、『ヴォーリズ建築』、『レーモンド建築』、

これらに関連する建物を見て、軽井沢の歴史を学んでいきました。

ちなみに下の写真は軽井沢で有名な聖パウロ教会ですが、
アントニン・レーモンドが設計した教会で、レーモンド建築と言われています。















レーモンドは、あの近代建築の三大巨匠のひとり、
『フランク・ロイド・ライド』の弟子で、
帝国ホテル建設の際に来日し、日本人建築家に影響を与えた人です。

日本各地に彼の設計した建物があり、
私の地元、北海道にもひとつだけあります。
それがこの写真。聖ミカエル教会といいます。















どことなく、軽井沢の聖パウロ教会と似ています。
ちなみに内部はもっとそっくりです。
レーモンドの教会の特徴のひとつは、和紙を張り付けた紋様のガラスで、
ミカエル教会は、それを正面全体にあしらっています。
札幌の東区(北19条東3丁目)にありますので、札幌の方は是非足を運んでみて下さい。

『軽井沢と札幌がレーモンドで繋がる』
このように、
背景やストーリーと組み合わせて、軽井沢の建物を見ていくのがポイントです。

その他、この研修では、
ショーハウス、吉村山荘、ヴォーリズ別荘、石の教会などなど見学・・・。
これらの紹介は、また別の機会で・・・。















二日目の夜は、
いつも本当にご贔屓にして下さり、言葉では表せないくらいお世話になっている、
K様別荘のセカンドハウスをお借りしての宿泊。
一生に一度泊まれるかどうか分からない豪邸に、メンバー大感動。
テンション最高潮でした。


という事で、あっという間に研修最終日、
最後は全員で、碓氷峠の見晴台に行きました。



ここは、浅間山はもちろん、北アルプス連峰、八ヶ岳連峰、妙義連峰が
一望できる、絶景の場所です。
この日は雲ひとつ無い快晴で、最高の眺望を堪能できました。

自分で言うのもなんですが、とても良い研修だったと思います。

今回、この研修の発案・企画・準備・運営と、全て任せていただきましたが、
実は一番勉強になったのは、私なのではないか、そんな気付きをいただました。
このような機会を与えていただき 『感謝』 申し上げます。


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